【CSR活動報告】公衆衛生勉強会「第10回KAKEHASHI」開催

株式会社データック(東京都千代田区、代表取締役兼医師 :二宮 英樹、以下:データック)は、2024年12月12日(木)に公衆衛生勉強会「第10回KAKEHASHI」を開催しましたことをご報告いたします。

 

今回の勉強会では、東京科学大学大学院医歯学総合研究科 歯科公衆衛生学分野教授の相田 潤 先生をお招きし、「ポピュレーションアプローチは格差を拡大するって本当なの? 理論の変遷と近年の保健政策より」というテーマでご講演いただきました。

 

【開催概要】

  • 日時:  2024年12月12日(木) 12:00〜13:00

  • 場所: オンライン(Zoom)

  • テーマ: 「ポピュレーションアプローチは格差を拡大するって本当なの? 理論の変遷と近年の保健政策より」

  • 講師相田 潤 先生(東京科学大学大学院医歯学総合研究科 歯科公衆衛生学分野教授)

 

今回のご講演で、相田先生は「原因の原因」として健康格差を生み出す社会的決定要因の歴史を紐解きながら、個人の努力に依存しない公衆衛生的アプローチの重要性について説かれました。その上で、「ホーム転落防止にはポスターでの啓発ではなく、ホームドアの設置が効果的である」といった具体例などを挙げながら、ポピュレーションアプローチの必要性を改めて強調されました。参加者からは「ポピュレーションアプローチへの理解が深まった」といった喜びの声が多く寄せられています。

 

【参加者の声】

“これまで自身なりに公衆衛生・疫学の道のりを調べてみたことはあっても、今日ほど分かりやすく勉強できたのは初めてでした。フッ化物洗口など先生のご専門での具体的取り組みなども織り交ぜられながら、すべての分野の公衆衛生を志す人にとって必須の学習内容だったと思います。ありがとうございました。

 

さまざまな具体例を用いてお話してくださり、非常に分かりやすく、「原因の原因」を改善するような根本的なポピュレーションアプローチの重要性について理解を深めることができました。

 

ポピュレーションアプローチに関してほぼ無知だったのですが、相田先生のご説明が非常に分かりやすく勉強になりました;特に2002年の京都宣言(個人が努力して坂を上るべき・・)に言及され、それがGlobalの流れと異なっている点は目から鱗でした。

(一部文面を整えております)

 

最後に、第10回KAKEHASHIにご参加いただいた皆様、そして開催にご協力くださった皆様に心より感謝申し上げます。株式会社データックは、今後も「KAKEHASHI」等の活動を通じて、公衆衛生の知見を広めるための活動を続けてまいります。

 


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