【CSR活動報告】公衆衛生勉強会「第7回KAKEHASHI」を開催
株式会社データック(東京都千代田区、代表取締役兼医師 :二宮 英樹、以下:データック)は、2024年7月16日(火)に公衆衛生勉強会「第7回KAKEHASHI」を開催しましたことをご報告いたします。
今回の勉強会では、日本癌学会などでタバコ対策専門委員会の委員を歴任され、日本公衆衛生学会奨励賞をはじめ数々の賞を受賞された田淵 貴大 先生をお迎えし、「研究して社会とつながろう!誰でも使える疫学研究リソース活用メンタリング」というテーマでご講演をいただきました。
【開催概要】
- 日時: 2024年7月16日(火)
- 場所: オンライン(zoom)
- テーマ: 「研究して社会とつながろう!誰でも使える疫学研究リソース活用メンタリング」
- 講師: 田淵 貴大 先生(東北大学大学院医学系研究科 公衆衛生学専攻公衆衛生学分野 准教授)
ご講演の中で田淵先生は、JACSIS研究(The JapanCOVID-19 and Society Internet Survey)およびJASTIS研究(The Japan “Society and New Tobacco” Internet Survey)の事例を多数ご紹介くださいました。また、研究成果を社会の政策に反映するためには、SNSや新聞などでエビデンスを何十回でも繰り返し主張するなど、論文発表や学会発表以外にも地道なアドボカシー活動が重要であることを強調されました。
講演の最後に田淵先生は「広報なども含めて協力しますし、お伝えできるノウハウは全てお伝えします。ぜひ一緒に研究をしましょう!」と力強く宣言されました。アカデミアや製薬企業などで研究に携わる視聴者からは「勇気づけられました」といったポジティブなコメントが多数寄せられています。
【参加者の声】
“研究成果を社会実装に繋げるためには、発信方法を工夫すること(ステークホルダーへの配慮なども含む)、発信を継続することなどが必要であると理解しました。JACSIS、JASTIS研究のデータを確認し、どのような研究が実施できそうか検討してみようと思います。”
“論文発表や学会発表のみでは広く知られない、世の中が変わるところまでいかない、というコメントになるほど、と思いました。どうしても論文発表までで精一杯になりがちですが、プラスアルファの活動も必要なのだと、改めて理解しました。”
(一部文面を整えております)
なお、講演中に田淵先生からご案内のあった、JACSIS/JASTIS等の研究に関する資料については、第7回KAKEHASHIのページに掲載しております。
最後に、第7回KAKEHASHIにご参加いただいた皆様、そして開催にご協力くださった皆様に心より感謝申し上げます。今後も「KAKEHASHI」等の活動を通じて、公衆衛生の知見を広めるための活動を続けてまいります。
次回のKAKEHASHIは2024年9月の開催を予定しております。詳細は近日中にお知らせいたします。
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