【CSR活動報告】公衆衛生勉強会「第13回KAKEHASHI」開催
株式会社データック(東京都千代田区、代表取締役兼医師 :二宮 英樹、以下:データック)は、2025年6月18日(水)に公衆衛生勉強会「第13回KAKEHASHI」を開催しましたことをご報告いたします。
今回の勉強会では、京都大学大学院医学研究科 社会的インパクト評価学講座(寄附講座)特定准教授の西岡 大輔 先生をお招きし、「エビデンスが希少な領域で何ができるか:生活困窮者の健康支援を例に」というテーマでご講演いただきました。
【開催概要】
- 日時: 2025年6月18日(水) 12:00〜13:00
- 場所: オンライン(Zoom)
- テーマ: 「エビデンスが希少な領域で何ができるか:生活困窮者の健康支援を例に」
- 講師: 西岡 大輔 先生(京都大学大学院医学研究科 社会的インパクト評価学講座(寄附講座)特定准教授)
この度のご講演で西岡先生は、エビデンスが希少な領域では、まず「今、何が起きているのか」を丁寧に記述し、社会の解釈資源を増やすことが大切であると述べられました。また、サンプルサイズが小さくても、データの背景にある文脈や社会的意義を丁寧に描き出し、将来性を見越したロジックを構築することができれば、国際的にも意義ある研究となり得る、すなわち「国際誌でも勝負ができる」と強調されました。
【参加者の声】
“起きている事象を丁寧に理解しようとする姿勢に感銘を受けました。私もデータが少ない領域での研究をしていたので、サンプルサイズが集められない葛藤がありましたが、それでも価値のある研究にすることは可能なのだと自信が持てました。 コツコツとエビデンスを積み重ねていく姿勢が重要だと改めて感じました。”
“西岡先生のこれまでのご研究の道筋やご講義を通して、非常にわかりやすく、かつ本質的な部分に触れることができ、大変感銘を受けました。特に、先生が長年取り組まれてきたテーマの一貫性と、その中での柔軟なアプローチのあり方に触れ、私自身も学生の今のうちに、自分の研究活動の軸や方向性をしっかりと確立していきたいと強く感じました。”
(一部文面を整えております)
最後に、第13回KAKEHASHIにご参加いただいた皆様、そして開催にご協力くださった皆様に心より感謝申し上げます。株式会社データックは、今後も「KAKEHASHI」等の活動を通じて、公衆衛生の知見を広めるための活動を続けてまいります。
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