「日本計算機統計学会 JSCSフォーラム2025」にて、データック代表・二宮英樹が講演

2025年3月28日(金)に開催された「日本計算機統計学会 JSCSフォーラム2025」において、データック代表・二宮英樹が講演を行いました。

 

JSCSフォーラム2025は、医薬品開発におけるデータサイエンスのリテラシー向上とともに、適切なリアルワールドデータ(RWD)の選定と活用を担うクリニカルデータサイエンティストの役割および育成について議論を深めることを目的としたフォーラムです。今年度は同志社大学 今出川キャンパスにて開催されました。

 

当日はアカデミア、医療機関、製薬企業、CRO、医療データベース事業者など、多様なステークホルダーが一堂に会しました。RWDの適切な選定と活用においてデータサイエンティストが果たすべき役割や求められる専門性についての議論が交わされ、教育体制や環境整備の方向性が共有されました。

 

JSCS2025にて講演を行うデータック代表・二宮

講演を行うデータック代表・二宮

 

二宮は医薬品業界におけるリアルワールドデータ(RWD)・リアルワールドエビデンス(RWE)の専門家として、フォーラム序盤のセッション「RWD利活用 overview」に登壇し、RWD研究の最前線を支援する企業としての知見や考察を紹介しました。

 

RWDに関する議論は、一般的に「データベースの限界(Limitation)」に焦点が当てられることが多い中、今回はあえて「RWDを活用できる理想の世界だったら、医薬品開発と普及はどのようにアップデート・加速されるか?」という未来志向の観点から、具体例を交えて解説を行いました。また、「製薬企業によるRWD活用の課題」として、以下のような観点から現場の実態を紹介しました。

 

  • 組織面
    RWD/RWEに関する製薬企業としての会社戦略、組織体制、インフラストラクチャーおよびRWD解析人材の整備状況

 

  • プロジェクト面
    RWD利活用における製薬企業内の意思決定のプロセス、プロジェクト推進体制やチーム構成

 

今後もデータックはRWD/DB研究に基づく知見の発信を通じて、ヘルスケア産業の発展と患者アウトカムの向上に貢献してまいります。