医療と社会をつなぐCSRプロジェクト「KAKEHASHI -エビデンスの社会実装に向けて-」第2章が始動
〜累計12回・約4000名の参加実績を経て、第13回より新章がスタート〜
株式会社データック(東京都千代田区、代表取締役兼医師:二宮 英樹、以下:データック)が共催・運営する「KAKEHASHI -エビデンスの社会実装に向けて-」は、2025年6月の開催で第13回を迎え、知と実践をつなぐ新たな挑戦として「第2章」へと歩みを進めます。
KAKEHASHIは日本のSPH(公衆衛生大学院)に在籍する学生や医療系学生、公衆衛生や疫学に関わる研究者などを対象とした勉強会です。「エビデンスの社会実装」に特化した、日本でも数少ない取り組みの一つとして、その方法や戦略を学ぶ機会を提供するだけでなく、公衆衛生に携わる人々の横のつながりを育むことも目的としています。
2023年10月にスタートした本勉強会は、2025年4月までの1年半で全12回を開催し、延べ約4000名に参加いただきました。 2025年6月18日(水)には第13回の開催が決定。いよいよ「第2章」と言える新シリーズ(全8回)が始動します。第13回では、西岡大輔先生(京都大学大学院医学研究科 社会的インパクト評価学講座(寄附講座)特定准教授)をお迎えし、「エビデンスが希少な領域で何ができるか:生活困窮者の健康支援を例に」をテーマにご講演いただきます。
KAKEHASHIは今後も、公衆衛生・疫学の分野において“エビデンスを社会に活かすための知”を共有し、人と人、人と社会の架け橋(KAKEHASHI)となることを目指します。
【第13回KAKEHASHI開催概要】
- 日時:2025年6月18日(水) 12:00〜13:00
- 場所:オンライン(zoom)
- 講師:西岡 大輔 先生(京都大学大学院医学研究科社会的インパクト評価学講座(寄附講座)特定准教授)
- 座長:宮脇 敦士 先生(筑波大学医学医療系 社会医学 准教授)
- 講演タイトル:エビデンスが希少な領域で何ができるか:生活困窮者の健康支援を例に
- 講演会費:無料
- 定員:500名様
- お申込締切:2025年6月16日(月) 17:00
※定員に達した時点で受付を終了いたします。
【西岡 大輔 先生 プロフィール】
京都大学大学院医学研究科
社会的インパクト評価学講座(寄附講座)特定准教授
2012年、神戸大学医学部卒業。東葛病院で初期研修、その後家庭医療と救急医療を専攻。同病院で救急科医長の後、東京大学 大学院医学系研究科 社会医学専攻 博士課程にて健康の社会的決定要因(SDH)について研究。江戸川学園おおたかの森専門学校 社会福祉士養成学科、大阪医科薬科大学医療統計室講師を経て2025年1月より現職。南丹市国民健康保険美山林健センター診療所 所長兼務。
【KAKEHASHIについて】
公衆衛生の実践には、エビデンスの創出だけでなく、政策などの社会実装に繋げることが重要です。しかし、その手法について系統的な教育を受ける機会はSPH・MPHなどの教育機関でも限られており、学生や若手研究者にとって悩みの種です。
そこで、SPH・MPH在籍者、公衆衛生・疫学のエビデンス創出~社会実装に携わる若手研究者等を対象に、エビデンスの社会実装に寄与する勉強会を実施することといたしました。この勉強会では、実際にエビデンスの社会実装を行った講師をお呼びし、インタラクティブなセッションを通して、研究成果を社会実装につなげる方法について考える機会を提供いたします。
本勉強会は臨床疫学や公衆衛生分野の若手研究者や研究の社会実装に関心のある方、医療系学生や研究者のキャリアを考えている方などを対象としており、株式会社データックは協賛として企画・運営を行っております。
【勉強会名「KAKEHASHI」の由来】
- 「医学の知」と社会をつなぐ
- 先人と若手をつなぐ
- 若手同士ををつなぐ
【株式会社データックについて】
代表・二宮が病院に勤務していたとき、医療の質にばらつきがあることを目の当たりにし、強い危機感を抱いたと言います。同じ患者さんでも、たまたま受診した医療機関や医師によって診断や治療が全く異なるケースは少なくありません。
こうしたアンフェアな現状を解決するため活用し始めたのが、実際の臨床現場で得られる情報に基づいた「リアルワールドデータ(RWD)」です。RWDを適切に扱うことで医学の知の創出を加速し、医療に貢献することを目指して、2018年に株式会社データックを創業しました。
【会社概要】
会社名:株式会社データック
所在地:東京都千代田区飯田橋1丁目8-9-707
代表取締役:二宮 英樹
設立:2018年8月13日
事業内容:リアルワールドデータ解析、その他関連事業
公式企業サイト:https://datack.jp/